1年以上売れない家は値引きしたほうがいい?不動産会社がアドバイスします
1年以上売れない家を値引きするかどうか、迷われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
家の売却にかかる期間は物件によって異なりますが、1年以上売れない家をなんとかして早く手放したいと値引きを検討する人も少なくありません。「売れない家を手放すことができれば値引きしてもいい」と半ば諦めにも似た気持ちで値下げする例もあるでしょう。
しかし、実際に売却に至らない原因が価格ではないことも多く、原因はその家によってさまざまです。
この記事では、1年以上売れない家の原因と対応策についてご紹介します。最終手段となる「値引き」を選択する前に、ぜひご覧ください。
1年以上家が売れないのはなぜ?
1年以上家が売れない理由はその家の事情によっても異なりますが、値引きの前にまずは売れない原因を明らかにすることが重要です。
代表的な例では「立地条件の悪さ」が挙げられます。最寄り駅から遠い、近隣に病院や教育機関が少ない立地の一戸建ては、ファミリー層には不人気です。値引きしてもなかなか成約には至らないケースもよくあります。
また、築20年以上で「老朽化が著しい」「内覧時の印象が悪い」などの理由で、1年以上売れない家もあります。特に、現在住んでいる住宅の売却の場合、整理整頓や清掃が行き届かずに古い・清潔感がないなどといった悪い印象につながることも多いのです。
家以外の原因として、不動産会社の担当者が積極的に販売活動をしていなかったり、販売戦略に問題があるなど、不動産会社が原因の場合もあります。
そして、1年以上売れない家の中には「価格」が原因の場合もあります。周辺物件の相場より高い場合は、値引きの検討も必要です。ただし、価格以外に原因がある場合には、値引きしても1年以上売れないケースもあります。
1年以上売れないと焦りや不安でいっぱいになると思いますが、適切な対策を講じるためにも原因をしっかり把握しましょう。
売れる家にするための方法
売れる家にするための方法を4つご紹介します。1年以上家が売れない理由がわかったら、値引きをする前に対策を講じましょう。
1年以上家が売れない状態が続くと焦らずにはいられませんが、前述のように値引きだけが売却の近道ではありません。
長期にわたって成約に至らない原因は価格以外にもありますので、安易に値引きするのではなく、状況にあった対策が求められます。例えば、立地条件がネックとなっている物件と内覧時の悪い印象を払拭したい物件では、対応が異なります。
ここからは、1年以上売れない家の売却を成功させる方法について解説します。
立地条件や周辺環境のメリットを強調
1年以上家が売れない理由として立地の悪さが考えられる場合、値引きに踏み切る前に、周辺環境の魅力を上手にアピールすることがポイントです。
駅から距離がある場合でも、スーパーやドラッグストアへのアクセスがいい場合は十分なメリットとなります。また、「駅から離れている=静かな環境」というケースも多く、これもまたその家の大きな魅力と言えるでしょう。周辺物件に求められているニーズを把握することが大切です。
こうしたポイントを上手に不動産会社に伝え、買い手の興味をひくように販売活動をしてもらうことで、1年以上売れずにいた家でも値引きに頼らずに売却できる可能性が出てきます。
内覧時の印象を上げるための工夫
1年以上売れない原因が内覧時の印象にあると考えられる場合、家全体の清潔感を意識した室内改善がポイントです。
例えば、物を出しっぱなしにしない・見えるところに置かない、というだけでも、スッキリとした家になります。また、水回りの清潔感もポイントで、ハウスクリーニングに依頼するのもおすすめです。この2点だけでも意識することで、1年以上売れなかった家が成約に至るケースがあります。
また、ペットがいる家や喫煙者がいる場合は、ニオイ対策も重要なことを忘れてはいけません。
このように、こまめな清掃や専門業者によるクリーニングによって、1年以上売れない家でも印象を変えることができます。値引きよりも有効でお得な改善策と言えるでしょう。
不動産会社の変更
1年以上にわたって家が売れない場合、不動産会社に原因があるケースもあります。担当者との関係性に不満がある場合はもちろん、1年以上売れないことを考慮したときに不動産会社の販売活動に問題があると考えられる場合、別の会社に変更することも検討すると良いでしょう。
不動産会社にはそれぞれ得意分野があります。名がよく知られている会社でも、中古物件の売却実績が豊富とは限りません。中には長期にわたって売れない家を得意とする会社もあります。
不動産会社を変えた後に値引きを打診される例もありますが、現在の不動産会社で1年以上売れない家の値引きを検討する前に、まずは他の不動産会社をいくつかあたり、別の不動産会社に依頼して販売活動を再スタートしてみるのも良いでしょう。
不動産会社による買取
不動産会社に仲介を依頼したのに1年以上も家が売れない場合、値引きの前に思い切って不動産会社に買取を依頼するのも選択肢のひとつです。
家の売却においては、不動産会社に買い手を探してもらう「仲介」という方法が一般的ですが、不動産会社に直接家を買い取ってもらう「買取」という方法もあります。
買取は決着スピードが早いのが特徴で、1年以上売れない家でも早ければ1ヶ月で買い取ってもらうことも可能です。
仲介時に設定した価格よりも値引きとなる場合もあれば、思ったよりも高額で売却できるケースも少なくありません。不動産会社による買取は運用目的となるため、価格設定も変わってくるのです。1年以上売れない家を安易に値引きして手放すより、買取のほうがお得なケースもあります。
【最後の手段】値引きも検討しましょう
最後の手段として値引きを検討してみましょう。
1年以上売れない家でも原因にあった対策を講じることで、売れる家にすることは可能です。しかし、さまざまな対策を講じてはみたものの、それでも1年以上売れなかったという家の場合は、いよいよ値引きを検討しましょう。
とはいえ、ただやみくもに1年以上売れない家を値引きするのではなく、まずは周辺の物件の相場を調べながら適切な価格設定を探ります。過去の成約実績をもとに価格を検討し、段階的に値引きすることで損失を最小限におさえながら売却活動を進めると良いでしょう。
また、値下げのタイミングは重要です。一般的に、不動産取引が活発になる1月〜3月に合わせて値引きを行うことで、多くの買い手にアピールできます。価格だけでなく値下げの時期も参考にしてみてください。
値引きは最終手段ではありますが、適切に値引きを行うことで、1年以上売れない家を売却することができます。
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家の売却でお困りごとがございましたら、あきやの未来(常総店・筑西店・坂東店・桜川店・つくば店)にお任せください。
今回の記事では、1年以上売れていない家を売るための対策や値引き戦略についてご紹介しました。これまでご紹介しました通り、1年以上売れない家には何かしらの原因があります。さまざまな方向から可能性を探ることで、1年以上売れない家でも売却することは可能です。
あきやの未来では、通常の仲介による売却だけでなく、買取にも対応しています。仲介での売却が難しい場合や、なるべく早く売却したい場合、でも、お客様の希望に応じた解決策を提供します。また、他社では対応が難しい物件の売買も対応可能です。
お客様一人ひとりのご要望に応じた最適なアドバイスを行いながら、適切な価格設定から売却まで丁寧にサポートいたします。
家の売却が1年以上進まずにお困りの場合でも、あきやの未来にお任せいただければスムーズに対応いたしますので、お気軽にご相談ください。