不動産売却!ローン残債がある場合の対処方法をご紹介

2024年6月26日

不動産 売却 ローン 残債

不動産売却!ローン残債があっても住み替え可能?

不動産売却時にローン残債があっても住み替えは可能でしょうか。結論から言いますと、ローン残債があっても売却して住み替えることは可能です。しかし、抵当権を外す必要があります。

抵当権とは、万一ローンが返済できなかったときに担保として不動産を確保しておくための権利です。この抵当権を金融機関が持つことで、返済が滞った場合、不動産を競売にかけて融資した金額を回収します。

抵当権付きの物件とは、人手に渡ってしまう可能性がある物件に等しいのでわざわざ購入しようとする人がいないのも納得できますね。

住宅ローン残債がある場合はどうする?不動産売却の流れ

住宅ローン残債がある場合の不動産売却の流れをご紹介します。

*住みながら売却する
通常、ローン残債がある場合には住み込みで売却活動をします。先に物件を購入すると二重ローンとなり、金融機関としては貸したお金が返ってきていない状態で、さらにローンを組むわけですから反対するのも当然でしょう。よって、残債と新規との二重ローンを返済できるだけの金銭がある場合を除いて、住み込みで売却活動を行い、売却し終えてから物件を購入します。

ただし、就職や進学などで急に引っ越しをする必要がある場合はつなぎ融資を受けて、売却と購入の順番を変更できます。

*抵当権の抹消は取引と同時に
抵当権を抹消するためには金融機関が持っている抵当権の抹消書類が必要になります。取引時には、ローンを貸した担当者がいるため、入金されていることを確認できたら抵当権の抹消書類がもらえます。

*ローン残債を把握する
まずは、ローン残債を把握しましょう。住宅ローンを組んで何年も経つと、どれくらい借りているのかを忘れてしまったなんてこともあるので、正確な残高を知るためにもこの手順は必須です。

*売却額を査定し、ローン残債と比較する
次に、売却価格を不動産会社に査定してもらいましょう。査定してもらった結果、家の売却額でローンの残債を支払えるときは、問題ありません。金融機関は貸したお金が返ってくれば良いので、ローン残債を返済中に売却しても大丈夫です。

一方売却額だけでは全額支払えない場合、自分で残りを補填するか、住み替えローンを検討しましょう。

住み替えローンとは、今の住宅ローン残債と新しい住宅ローンを1つにまとめて支払えるものです。
ただし、住宅ローンよりも金利が高くなったり、担保価値以上のローンを組んだりとデメリットもあるので気を付けてください。

マンションなどの不動産売却時にローン残債があっても対処法あり

マンションなどの不動産売却時に、ローン残債があっても対処法はあることをお伝えしました。

抵当権の抹消をすることがポイントです。また、基本的には住みながらの売却活動が一般的です。先に購入してしまうと、ローン残債と新たなローンとの二重ローンとなるからです。そのため、売却で得た資金で残債を返済することを推奨しています。

事情により急に引っ越しをする必要がある場合は、つなぎ融資を受けるという対処方法もあります。

ローン残債がある場合でも、新しい物件に住みたいという気持ちがある人もいらっしゃるでしょう。どんな条件であれば、売却できるのかを知っていただき、今後の売却活動に生かしてください。