リースバックの見積もりで失敗しない方法!価格相場・家賃との関係を徹底解説

2025年7月9日
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リースバックの見積もり前に!知っておきたい買取価格と家賃の相場

リースバックは、「今の家に住み続けたいけれど資金が必要」という方に向けた仕組みで、自宅を売却しながらも、賃貸契約を結んでそのまま住み続けることができます。

しかし、見積もりの内容次第で、受け取れる資金やその後の生活費に大きな差が出るため、事前に相場を知っておく必要があります。

リースバックの買取価格(売却価格)の見積もりは、一般的な売却価格よりも低くなりがちですが、物件の立地や状態によって幅があります。また、家賃についても、単なる賃貸相場ではなく、買取価格とのバランスで決まるのが特徴です。

次に、リースバックにおける買取価格の見積もり相場と、価格に影響する要因について詳しく見ていきましょう

リースバックの買取価格の相場

リースバックを検討する場合、多くの人が最初に気になるのが「いくらで買い取ってもらえるのか」という見積もりです。

リースバック 見積もり 買取価格

一般的に、リースバックの買取価格は市場価格の約70%前後が相場とされています。これは、将来的な資産価値の下落や、再販売までのリスクを業者側が見積もりに反映しているためです。

築年数が古い物件や、需要の少ない地域では、さらに低い見積もりが出されることもあります。一方、立地条件が良好なエリアや再開発が進む地域の物件であれば、リースバックでも比較的高い買取価格となるケースがあります。

重要なのは、複数社に見積もりを依頼して、物件の評価にどのような差が出るのかを見比べることです。リースバックは1社の判断だけで決めず、納得のいく条件で交渉を進めることが、失敗を防ぐポイントといえるでしょう。

リースバックの家賃相場

リースバックを利用した場合、売却後に支払う家賃は、通常の近隣の賃貸相場とは異なり、買取価格に対する利回りを基準に算出されます。

多くの業者では利回り6〜10%前後を想定しており、それをもとに年間の賃料を計算し、月額家賃として見積もりを提示します。

リースバックの家賃(月額)= 買取価格 × 利回り ÷ 12カ月

例えば、リースバックで1,200万円の買取価格(見積もり)が出た場合、利回り6%とすると家賃は年間72万円、月額に換算すると6万円になります。

リースバックの家賃(月額): 1,200万円 × 6% ÷ 12ヶ月 = 60,000円

このように、家賃は買取価格と密接に連動しており、見積もり金額が高ければ家賃も高くなる仕組みです

リースバックの見積もりでは、売却金額と家賃のバランスをしっかりと比較することが非常に重要です。単純な相場比較だけでなく、全体の条件を見て判断することが大切です。

複数社に見積もり・比較するメリット

リースバックを検討する場合には、1社だけで決めるのではなく、複数の業者に見積もりを依頼し、比較することが非常に重要です。なぜなら、同じ物件であっても、買取価格や家賃の見積もり、さらには契約条件やサービス内容が業者ごとに大きく異なるためです。

リースバック 見積もり 比較

リースバックの見積もりでは、単に買取価格だけでなく、契約条件やサービス内容にも注目しましょう。例えば、ある業者は見積もりで高額な買取価格を提示するかもしれませんが、月々の家賃が割高になるケースもあります。反対に、買取価格はやや控えめでも、家賃を抑えたり、高齢者向けの見守りサービスや、柔軟な契約期間を用意している業者も存在します。

また、見積もり依頼時の対応から、信頼性の高い業者かどうかを見極めるヒントも得られます。丁寧な説明や要望への柔軟な対応は、安心してリースバック契約を進めるうえで欠かせないポイントです。複数の見積もりを比較することで、条件だけでなく「対応力」も含めた総合的な判断を行うことができます。

リースバックの見積もりで失敗しないための注意点

リースバックの見積もりで最も注意すべきなのは、金額の数字だけで判断しないことです。

買取価格が希望通りでも、月々の家賃が高額で負担が大きければ、リースバックのメリットが半減してしまいます。見積もり段階で、無理なく支払える家賃かどうかを冷静に見極めることが大切です

また、契約期間や更新の有無、買い戻しの条件など、契約内容の細かい部分も見積もりと同じくらい重要です。特にリースバックの場合、一度契約を結ぶと簡単に変更できないため、契約前に内容を丁寧に確認しましょう。

もし、見積もりの内容に不明点がある場合は、必ず業者に質問をするか、他社に見積もりを取り直して比較することをおすすめします。不動産に詳しい第三者やファイナンシャルプランナーに相談するのも有効です。リースバックは生活に直結する取引だからこそ、焦らず慎重に判断することが、失敗を防ぐ最大のポイントです

リースバックのデメリット・リスクも確認しましょう

リースバックは、自宅に住み続けながら資金を得られるという便利な仕組みですが、安易に契約してしまうと後悔につながるリスクもあります。

リースバック 見積もり デメリット

特に注意したいのが、リースバックでは「定期借家契約」が一般的である点です。契約期間が満了すると、自動更新されず、再契約には貸主の同意が必要となるため、将来的に住み続けられない可能性もあります

リースバックの定期借家契約について詳しく知りたい方はこちら

また、見積もりの段階で確認すべきもう一つのポイントは、家賃の支払い能力です。リースバックでは、買取価格が高い場合ほど、利回りに応じて家賃も高額になりやすいため、無理なく払い続けられるかどうかを慎重に見積もりで確認しましょう

契約前には、家賃の金額だけでなく、契約形態や再契約の可否、買い戻しの条件などもチェックが必要です。リースバックは、通常の不動産売買よりも複雑な仕組みで、冷静かつ客観的な判断、そして丁寧な比較が不可欠な取引です。不明点があれば、専門家や別の業者に相談し、リスクを回避する対策を取ることが大切です。

なお、リースバックのデメリットについては、以下の記事でも詳しくご説明していますので、あわせてご覧ください。

家のリースバックでデメリットを回避する方法!後悔しないためのポイントを解説

価格相場を確認するための4つの方法をご紹介

リースバックを検討するうえで、「自分の物件はいくらで売れるのか」「妥当な見積もりはいくらか」といった価格相場を把握することは非常に重要です。しかし、リースバックでは通常の不動産売買と異なる価格設定がされるため、単に周辺の売却価格を見るだけでは不十分です。

ここでは、リースバックの見積もりや価格相場を確認するために役立つ4つの具体的な方法をご紹介します。

  1. 一括査定サイト
  2. 査定シミュレーションサイト
  3. 土地総合情報システム
  4. 地元の不動産会社

それぞれの方法の特徴やおすすめの活用シーンを知ることで、自分に合った情報収集がしやすくなります。

1. 一括査定サイト

「できるだけ早く、リースバックの見積もりを集めたい!」という方には、一括査定サイトの利用がおすすめです。物件の住所や築年数、広さなどの基本情報を入力するだけで、複数のリースバック業者から見積もりを一度に取り寄せることができます。

一括査定サイトの大きなメリットは、「相場感を短時間でつかめる」「複数社の条件を比較できる」という点です。初めてリースバックを検討している方や、どこに相談していいか迷っている方には、特におすすめです。

ただし、最初は机上査定(仮の見積もり)であることが多いため、最終的な買取価格や契約条件とは差が出る可能性があります。まずは相場の目安を知るための第一歩として、上手に活用してみましょう。

2. 査定シミュレーションサイト

「いきなり業者に問い合わせるのはちょっと気が引ける…」という方には、査定シミュレーションサイトが便利です。いくつかの質問に答えるだけで、リースバックの概算買取価格をその場でチェックできます。

匿名で使えるものもあり、まずは気軽に相場感を知りたい方にぴったりです。ただし、あくまで目安の金額のため、実際の見積もりとは異なる場合もあります。リースバック特有の家賃や利回りの設定までは反映されないことも多いため、あくまも参考程度にしておくのが安心です。

「ざっくり金額をつかんでおきたい」というタイミングで、ぜひ活用してみてください。

リースバック 見積もり 査定

3. 土地総合情報システム

信頼できる公的な情報から相場を調べたい方は、国土交通省が提供する「土地総合情報システム」の活用がおすすめです。

過去に実際に取引のあった不動産の価格や面積、築年数などを確認できるため、相場の裏付けとなる情報が得られます。特に、同じ地域・同規模の物件データがあれば、リースバックの査定に活かす材料となるでしょう。

ただし、リースバックは通常の取引より価格が低くなる傾向があるため、この情報だけに頼らず、見積もりとあわせて活用するのが賢明です。信頼性を重視する方におすすめの方法です

4. 地元の不動産会社

「できれば顔の見える相手にじっくり相談したい」という方におすすめなのが、地元の不動産会社への相談です。地域の相場を熟知しているため、リースバックの見積もりも現実に即した提案が期待できるでしょう。

特に、家賃の設定や定期借家契約の内容、将来的な買い戻しの可否といった細かな点まで相談したい方に適しています。実際に対面で話すことで、信頼関係も築きやすく、安心して見積もりや契約に進めます。また、空き家管理や相続などの相談を一緒にできる点も大きなメリットです。

リースバックを数字だけで選ばず、信頼できる人に相談したいと考える方は、まず近隣の不動産会社に足を運んでみてはいかがでしょうか。

リースバックの見積もりから契約までの流れ

リースバックの一連の流れ(見積もり依頼から契約完了まで)についてご説明しましょう。

リースバック 見積もり 手順

まず、複数の業者に見積もりを依頼するところから始まります。最初に行われるのが「机上査定(仮査定)」で、これは物件情報や周辺相場をもとに算出される簡易的な見積もりです。インターネット上の一括査定サービスを活用すれば、複数のリースバック業者から短時間で見積もりを取得できます。

次に、気になる業者が見つかれば、実際の現地調査による「本査定」へ進みます。ここで最終的なリースバックの買取価格と、賃貸契約後の家賃の見積もりが提示されます。見積もり内容は業者によって差があるため、条件や対応を比較することが重要です。

条件に納得できたら、不動産売買契約賃貸借契約を同時に締結します。その際、家賃保証会社による審査必要書類の提出なども行われます。

リースバックは見積もりの段階から丁寧に準備を進めることで、安心・納得のいく契約につながります。各段階で不明点があれば、遠慮なく確認することがトラブル回避のカギです。

リースバックをはじめとした不動産のお悩みは、あきやの未来にお任せ!

リースバックの仕組みは便利な一方で、見積もりの内容や契約条件をしっかり確認することが成功のカギです。特に、不動産の売却や「住み続けたい」という希望を両立させるには、専門的なサポートが欠かせません。

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あきやの未来(常総・筑西・坂東・桜川・つくば店)では、リースバックに関するご相談をはじめ、不動産売却・買取り・空き家管理まで、幅広いご相談に対応可能です。地域密着ならではの柔軟な対応に加え、契約前には丁寧な説明と無料相談を徹底しているため、「よくわからないまま契約してしまった」と後悔するリスクも軽減できます。

リースバックに限らず、不動産に関するお悩みは、まず無料相談からいかがでしょうか。経験豊富なスタッフが、お客様の状況に合った最適なご提案をいたします。

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