施設に入った親の家はどうする?選択肢4つをご紹介
施設に入った親の家をどうすればよいのか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
今回は施設に入った親の家をどうするか、メリットや注意点を踏まえながら選択肢を4つご説明いたします。
まだどうするか明確に決まっておらず、悩まれている方はご参考にされてください。
4つの選択肢をご紹介する前に、まずは事前に確認したり、考慮しておいた方がよいことをご説明します。
施設に入った親の家の現状や親の意思を確認する
まずは家の現状を確認しましょう。
確認しておいた方がよいことを下記にまとめました。
- 築年数
- 親が住まなくなって何年経っているか(空き家の状態が何年続いているか)
- 固定資産税、その他家の維持費
親の家の現状と今後の選択によっては、費用がかかったり、控除の条件に該当しない場合があります。
また、相続していない段階では親の家を勝手に売却したり、解体することはできません。
承諾を得ていない場合は、まずはご家族で話し合う必要があるでしょう。
もし施設に入った所有者が認知症などで、そのような話し合いが難しい場合は「成年後見制度」を利用することで管理が可能となります。
施設に入った親の家をどうするか、考える時に留意すべきこと
介護施設や老人ホームなどを利用するには費用がかかります。
施設の種類によりますが、施設への入居一時金におおよそ10万~300万円、月額で10万~20万円ほどかかるため、大きな出費になってしまいます。
さらに親の家をどうするか考えたときに、その選択肢によっては費用がかさむケースもあります。
例えば、施設に入った親の家を空き家のまま維持するのであれば、メンテナンスのための費用が必要となります。
解体する場合には解体費用がかかり、家財道具の処分を業者に依頼するのにも費用がかかります。
そのため、親が入った施設などにかかる費用を一度整理して、その費用を考慮しながら今後どうするかを話し合った方がよいでしょう。
買取業者へ売却もしくは仲介売却する
施設に入った親の家を売却する方法は、主に買取業者への売却と仲介売却の二種類あります。
買取の場合は、不動産会社が買い取ります。
そのため、古い家や立地が悪い物件でも買い取ってもらいやすいというメリットがあります。
それに対して仲介売却の場合は、不動産会社が仲介して買い手を見つけます。
その物件がほしい方が購入するため、高値がつきやすいのがメリットです。
ただし一方で、買い手が見つかるまでに時間がかかったり、買い手が見つからないというデメリットもあります。
どちらを選択するかは、それぞれのメリットを踏まえて考えるとよいでしょう。
施設に入った親の家を売却する際のメリットと注意点
施設に入った親の家を売却するメリットを詳しくご説明します。
まず、売却する最大のメリットは資産を現金化できる点です。
現金化すれば、他の費用(介護施設費用など)に充当できます。
そのため、施設に入った親の家をそのままにして、維持管理費用を支払い続けていくのが負担になる場合は売却を検討してみると良いでしょう。
また、誰も住まない状態で3年以上経ってしまうと、いざ売却するとなったときに3000万円特別控除が適応されなくなってしまいます。
※マイホームの売却益が3000万円以下の場合は譲渡所得税がかからない
もし売却をお考えであれば、早めにご決断された方がよいでしょう。
ただし、売却する際の注意点として仲介手数料(※仲介売却において)がかかったり、税金が課せられる点には注意が必要です。
あきやの未来では、買取と仲介売却の両方に対応しております。
どちらが良いか迷っている方は、まずは弊社へご相談ください。
不動産専門のスタッフが、お客様のご要望にあわせてご提案いたします。
施設に入った親の家を賃貸に出す
親が施設に入ったことで誰も住まなくなってしまった家は、賃貸に出すという選択肢もあります。
昔住んでいた家だから愛着があり、住まないけど売りたくないと思っている方も中にはいるのではないでしょうか。
しかし、施設に入った親の家をそのまま放置しておくと、維持管理費がかかります。
そこで賃貸に出すことで、物件自体を手放すことなく家賃収入も得られるため、一石二鳥です。
施設に親が入ったあと、その家に住む予定のない方は、一度賃貸へ出すことをご検討されてみてはいかがでしょうか。
施設に入った親の家を賃貸に出すメリットと注意点
施設に入った親の家を売却せずに賃貸に出すメリットはいくつかあります。
最大のメリットは、先ほどお伝えした家賃収入を得られるという点です。
また家を借りている人が、掃除などの基本的な家のメンテナンスをしてくれるため、放置物件よりも建物の老朽化を抑えることができます。
他にも、住居者がいることで不審者が寄り付きにくくなるため、防犯面でもメリットは大きいです。
ただし、注意点もあります。
施設に入った親の家を賃貸に出しても、すぐに入居者が決まるわけではありません。
立地や物件の状態によっては、入居者がなかなか決まらないケースもあるのです。
その場合、リフォームなどをして入居しやすいように工夫する必要があります。
しかしそうなると、リフォームをするための費用などが別途かかってしまいます。
このように、入居者が必ず決まるわけではないこと、また賃貸に出そうとしてかえって費用がかかってしまうことがある点は注意しましょう。
空き家のまま維持する
空き家のまま、施設に入った親の家を管理していく方法もあります。
施設に入ったあと、親の家をどうするか考えてはいるものの、今すぐには決められないという方もいるのではないでしょうか。
思い入れがある家をどうすれば良いかわからないという方は、今すぐに売却などをせずに空き家のまましばらく維持するというのも一つの手です。
施設に入ったあとに空き家となった親の家を、適切に管理ができるのであれば何の問題もありません。
売却などをせずに管理していくことにはメリットもありますが、デメリットもあるため、次項で詳しくご説明いたします。
施設に入った親の家を空き家を維持するメリットと注意点
施設に入った親の家を空き家のまま維持するメリットの一つ目は、土地の価値が上がるかもしれないという点です。
周辺地域の都市開発が進むと、土地の価値の上昇が見込めます。
また、自分自身が今後住む可能性がある場合なども居住費用を抑えられるため、現状は空き家でも維持するメリットとなるでしょう。
他にも親が施設に入ったものの、施設と合わず改めて家に住むということも考えられます。
このようなケースが考えられる場合は、維持して適切に管理をしておいた方が良いでしょう。
ただ一方で、長期間空き家にしてしまうと、家の状態によって税金が高くなってしまうこともあります。
また、維持管理が大変になってしまうかもしれないので、維持するのにも注意が必要です。
解体業者に依頼をして解体する
施設に入った親の家を解体するという選択肢もあります。
特に施設に入った親の家が古い場合は、空き家の維持管理が大変になる可能性は高いです。
また高値で売却できない可能性も高く、賃貸として利用しようとしても借り手がつかないことが考えられます。
そのため、価値の低い物件は解体して土地をうまく利用したいという場合には、解体するというのも一つの良い選択肢となるでしょう。
施設に入った親の家を解体するメリットと注意点
施設に入った親の家を解体し、土地の条件に合った活用をする方法があります。
例えば、駐車場などであれば初期投資額も大きくならずに済むでしょう。
他にも、土地を貸したり、売却する方法も考えられます。
解体するうえで最も注意しなければならないのが、解体費用がかかるということです。
もちろん物件によるのですが、解体には数百万円かかってしまう場合もあります。
そのため、無理のない範囲内で判断する必要があるでしょう。
解体費用については下記のコラムでも詳しくご説明しております。
もし土地の活用方法についてお悩みであれば、あきやの未来へご相談ください。
弊社は物件の解体やリフォームをする必要はなく、そのままの状態で買取いたします。
施設に入った親の家を解体される前に一度弊社へお問い合わせください。
実家の売却や管理の方法など不動産についてお気軽にご相談ください!
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弊社は買取、仲介売却、空き家の管理、土地の活用方法など不動産に関するご相談を承っております。
専門家へ相談することで、お悩みの解決の手助けになるかもしれません。
ご相談の際には、強引に売却などを勧めることはありませんのでご安心ください。
まずは下記よりお問い合わせいただき、詳しくお話をお聞かせください。